[ロンドン 14日 ロイター] - ロシア外務省のザハロワ報道官は14日、黒海におけるウクライナとの停戦案を巡って、相手側に猶予を与えるだけの「中途半端な措置」を講じる理由はないと退ける見解を示した。

主要な穀物輸出国であるロシアとウクライナ両国はここ数週間、黒海を航行する商船への攻撃を強めており、世界の穀物価格の上昇につながっている。

ザハロワ氏は、トルコのフィダン外相がメディアのインタビューで、トルコがロシアとウクライナの双方に黒海での軍事作戦の一時停止を提案したと述べたことに関するコメントだとし、ロシアはトルコから正式な提案は受けていないと主張した。ロイターは13日、ウクライナが第三国を通してロシアに、黒海の民間施設に対する攻撃を互いに停止する提案を伝えたと報じていた。

ザハロワ氏は声明で、ロシア自身の攻撃には言及せず、ウクライナが船舶に「テロ行為」を行っていると非難。「(ウクライナによる)攻撃は、黒海での商船運航を不安定化させ、緊張をさらに高め、紛争の長期化を狙う意図的な政策と見ている」とした上で、「状況の改善の兆しは見られない」と指摘した。

ザハロワ氏は、トルコが仲介した2022─23年の「黒海穀物イニシアチブ」は一方的だったとし、再開はできないとの見方を示した。ロシアとウクライナによる世界市場への供給継続を可能にするものだったが、ロシアが、ウクライナと西側諸国は取り決めの義務を履行していないと非難し、破綻した。

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