Nika Khutsieva
[モスクワ 13日 ロイター] - ロシアの登録政党で唯一、ウクライナ侵攻に反対する改革派野党「ヤブロコ」のルイバコフ代表(47)は、当局による圧力が強まり、同党が次期議会選から排除されても、国内にとどまって変革を訴え続ける考えを示した。モスクワの党本部でロイターのインタビューに応じた。
ルイバコフ氏は、ロシア最高裁が10日、9月に実施される議会選挙へのヤブロコの参加を認めない判断を下したことについて、4年以上に及ぶウクライナ戦争の終結を訴える同党の主張が有権者の共感を得ていることを当局が懸念したためだと説明。「今、私たちが得ている国民からの支持は、まったく明白で、隠しようがない。それは裁判所の決定よりもはるかに重要だ」と述べた。最高裁の決定後には、裁判所建物の外に集まった数百人の支持者が「恥を知れ」と大声で叫ぶ声が法廷内にもはっきり聞こえるほどだったと振り返った。
ヤブロコは判決を不服として争う方針。
ロシアでは厳しい検閲法や戦時立法により、反戦の主張やその他の異論を唱えたことで訴追のリスクを負ったり、国外に逃れたりする野党関係者や活動家が相次いでいる。しかしルイバコフ氏は「私はロシアにいる。そして今後もロシアにとどまる」と述べ、ロシアを離れる考えはないと強調。「ロシアで起きていることを変え、ロシアの政治状況を変えることは、国内にいることによってのみ可能だ」と述べた。
また、平和と民主的なロシアを訴えるヤブロコの簡潔な政策綱領は多くの新たな支持者を引きつけており、ロシア社会のかなりの部分は戦争の終結を望んでいると主張。「当局はヤブロコを特定の場所から締め出すことができる。党員や党指導部に対してさまざまな強制的な手段を講じることもできる。しかし、私たちと同じ考えを持つ何百万人もの人々については、全く手出しができない」と話した。