Pavel Polityuk
[キーウ 13日 ロイター] - ウクライナ国鉄「ウクルザリズニツャ」は13日、ロシアによる黒海の主要港封鎖により、8月に入り穀物輸出量が急減したことを受け、ドナウ川や近隣の東欧諸国を経由した穀物輸出を拡大する計画を発表した。
同国鉄によると、今月に入ってからの穀物輸出量は20万1700トンで、前年同月比76%減少している。
ウクルザリズニツャは報告書で「港湾が封鎖されているため、輸出向け出荷ペースは極めて低調だ」と述べた。
黒海沿岸の港湾、輸出ターミナル、船舶に対するロシアの攻撃により、出荷は先月末以降、事実上停止している。
ウクルザリズニツャは、輸出貨物がドナウ川沿いの港や、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアとの鉄道連絡路に振り向けられていると述べた。
8月初め以降、ドナウ川沿いの港への出荷量は9万1100トンと、7月の11倍に増加。東欧諸国への出荷量も81%増の12万6000トンに拡大した。
ウクルザリズニツャの商業部門副責任者、バレリー・トカチェフ氏はオンライン会合で貿易業者に対し、欧州諸国経由の輸出は依然として低水準にとどまっているが、大幅に増加する余地があると語った。
ドナウ川の河川港を経由した輸出も増やせる可能性はあるものの、現時点では水位の低さや事務手続き上の障害によって制約を受けていると述べた。