Shivangi Acharya Manoj Kumar
[ニューデリー 13日 ロイター] - インド商工省が13日発表した7月のモノの貿易収支の赤字額は319億8000万ドルに拡大し、6カ月ぶり高水準となった。中東紛争に伴う、インドの原油輸入コストの増加、世界的な輸送運賃の高騰が背景にある。
赤字額はロイター調査で示されたエコノミスト予想の302億ドルを上回った。6月の赤字額は304億3000万ドルだった。
商工省のデータによると、原油価格の上昇や電子機器・金の輸入急増を背景に、輸入額は762億2000万ドルと、6月の708億4000万ドルから増加した。
このうち、半導体を含む電子機器の輸入額は前年同月比44%超増えて143億7000万ドルとなり、金の輸入額も5%近く増加して41億6000万ドルに達した。
7月のモノの輸出額は442億4000万ドルと過去最高を記録した。6月の輸出額は404億1000万ドルだった。
商工省の高官は記者団に対し、今会計年度に入ってから石油製品、電子機器、機械製品の輸出が堅調に伸びており、7月の中東向け輸出額は前年同月比8.6%増の57億ドルに達したと述べた。
米国は引き続きインドの輸出先として首位を維持しており、4月から7月までの輸出額は334億9000万ドルで、昨年の水準にほぼ匹敵した。
当局者によると、インドの対米輸出の約45%は、7月に米国が導入した新たな10%の関税の対象外となっており、インドは未解決の貿易問題を解決するため米当局と積極的に協議を進め、二国間貿易協定の早期締結を目指しているという。
7月のサービス輸出額は358億9000万ドルと堅調を維持した一方、サービス輸入額は189億4000万ドルとなり、169億5000万ドルの黒字となった。
インドの主要輸出業者団体は、運賃の高騰とコンテナ不足が輸出業者の競争力を損なっていると指摘し、政府に対し、世界の海運会社と協議を行うよう要請した。