<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがまちまちの動きとなった。この日発表された7月の卸売物価指数(PPI)は前月比で横ばいとなり、連邦準備理事会(FRB)による9月の利上げ観測が一段と後退した。

米労働省が発表した7月のPPIは前年比4.7%上昇し、伸びは前月から鈍化したほか、市場予想も下回った。前月比では横ばいとなった。

ステート・ストリートのシニアマクロストラテジスト、ノエル・ディクソン氏は、月内に発表される個人消費支出(PCE)価格指数に反映されるPPIの構成品目をみると、PCEは「かなり良好な内容になるはずだ」と指摘。PPIと、前日に発表された消費者物価指数(CPI)の内容は「FRBが9月に金利を据え置くとの見方を裏付ける材料になる」との見方を示した。

フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込むFRBによる9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は35%と、前日の40%、1週間前の55%から低下した。

主要通貨に対するドル指数は0.02%高の99.96。PPI発表後に99.80まで下落する場面もあった。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りが低下した。7月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想とおおむね一致し、インフレ圧力の落ち着きが示されたことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が来月の会合で利上げに踏み切るとの見方が後退した。

労働省が発表した7月のPPIは前年比4.7%上昇し、伸びは6月の5.5%から鈍化。市場予想の4.9%も下回った。前月比では横ばいだった。

GDSウェルス・マネジメント(テキサス州)のグレン・スミス最高投資責任者(CIO)は「今回のPPIだけでFRBの判断が変わることはない」と指摘。「中東情勢の改善、ホルムズ海峡への依存度の低下につながるパイプライン網の整備などが現時点でのインフレ抑制の鍵になるが、FRBはこうしたことに影響を及ぼす力は持っていない」とし、「FRBは年末まで政策金利を据え置く可能性が高い」との見方を示した。

USバンク・アセット・マネジメント(ミネアポリス)の資本市場調査・ポートフォリオ構築責任者、ビル・メルツ氏は7月のPPIについて「インフレ鈍化が段階的に進んでいるという、このところの流れが続いた」と指摘。ただ「インフレ圧力を受けても個人消費は抑制されておらず、企業利益に対する圧迫や制限にもなっていない」とも述べた。

前日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)は前年比3.4%上昇と、伸びは6月の3.5%からやや鈍化。金融先物市場では9月15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される確率は35%と織り込まれており、前日の41%から低下した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場は、S&P総合500種指数が続伸し、終値ベースで過去最高値を更新した。半導体メーカーのサンディスクなどハイテク株が買われ、相場を押し上げた。朝方発表された7月の米卸売物価指数(PPI)の伸びが鈍化したことを受け、連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げを見送るとの観測が強まり、投資家心理を支えた。

メモリー半導体メーカーのサンディスクとマイクロン・テクノロジーはそれぞれ13.7%、4.2%急伸した。マイクロソフトは約1%高、メタ・プラットフォームズは2.8%高となった。

人工知能(AI)クラウド企業コアウィーブは1.3%下落。年間の設備投資見通しを引き上げたことを受け、前日に19%急伸していた。

ここ数週間に発表されたマイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなどの強気な業績見通しを受けてAIデータセンターへの巨額投資を巡る投資家の懸念が和らいでいる。

インフラストラクチャー・キャピタル・アドバイザーズのジェイ・ハットフィールド最高経営責任者(CEO)は「AI決算主導のハイテクブームが続いている」と指摘。「これは業績によるブームであり、バブルではない」と述べた。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 金相場は1%超下落した。米インフレ統計が予想通りだったことを受けて米連邦準備理事会(FRB)の9月利上げ観測が後退し、2カ月ぶりの高値を付ける場面もあったが、その後利益確定の売りに押された。

スポット金は午前0時58分(日本時間午後1時58分)時点で1.2%安の1オンス=4354.58ドル。一時6月5日以来の高値となる4449.39ドルを付けた。米金先物の清算値は1.1%安の4420.40ドル。

CMEフェドウォッチによると、9月の利上げ確率は35%に低下した。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 米国時間の原油先物は2%超下落。1週間続いた上昇局面から反転した。世界的な需要減速の兆候と、米原油在庫の急増が意識された。

清算値は、北海ブレント先物が1.91ドル(2.15%)安の1バレル=87.07ドル。6営業日続伸から反落した。米WTI先物は2.02ドル(2.4%)安の81.25ドル。5営業日続伸から反落した。

両指標は、取引序盤に一時、3.5%超下落したものの、終盤にかけて下げ幅を縮小した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの製油所をドローン(無人機)で攻撃したとの報道が伝わり、既に逼迫状態にある世界市場における供給混乱を巡る懸念が再燃したことが背景にある。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 159.48/159.

50

始値 159.34

高値 159.56

安値 159.03

ユーロ/ドル NY終値 1.1527/1.15

30

始値 1.1535

高値 1.1545

安値 1.1525

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 96*22.5 5.2189

0 %

前営業日終値 96*09.5 5.2470

0 %

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*26.0 4.6486

0 %

前営業日終値 99*14.2 4.6920

5 %

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*07. 4.3234

25 %

前営業日終値 100*00. 4.3750

00 %

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*06. 4.1487

00 %

前営業日終値 100*03. 4.1990

00 %

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 53839.99 +69.72 +0.13

前営業日終値 53770.27

ナスダック総合 26803.03 +214.54 +0.81

前営業日終値 26588.49

S&P総合500種 7798.99 +50.49 +0.65

前営業日終値 7748.50

COMEX金 12月限 4420.4 ‐47.1

前営業日終値 4467.5

COMEX銀 9月限 6499.3 ‐70.7

前営業日終値 6570.0

北海ブレント 10月限 87.07 ‐1.91

前営業日終値 88.98

米WTI先物 9月限 81.25 ‐2.02

前営業日終値 83.27

CRB商品指数 388.3670 ‐4.8272

前営業日終値 393.1942

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