[マニラ 11日 ロイター] - フィリピンのマルコス大統領は11日、7兆2000億ペソ(約1181億ドル)規模の2027年予算案を承認するよう議会に要請した。予算規模は今年との比較で6%増となる。急激な景気減速と、インフラ支出を停滞させた汚職スキャンダルを受け、政権浮揚を目指す狙いがある。

フィリピンの第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比2.3%増と、21年以降で最も弱い伸びにとどまった。

・予算管理省によると、来年の予算案はGDPの21.7%に相当。

・教育予算は1兆1500億ペソと引き続き最大の配分となるが、今年の1兆3000億ペソからは11.5%減少する。

・スキャンダルの中心となっている公共事業道路省への配分は6440億ペソで、今年の5300億ペソから22%増加する。同省の今年の予算は当初提案の8810億ペソから約40%削減された。

・国防費は今年の3055億ペソから3288億ペソへと7.6%増加する見込み。

・政府は27年の歳出総額を6兆9000億ペソ、歳入を5兆2000億ペソと見込んでおり、財政赤字は1兆7000億ペソとなる。差額は借り入れで賄うと、デレオン予算管理相が記者会見で述べた。

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