[ワシントン 11日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が11日発表した7月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.7%減の406万戸となった。減少は2カ月連続。住宅ローン金利の上昇と供給の逼迫(ひっぱく)により、今後の回復も限定的となる可能性が高い。ロイターがまとめたエコノミスト予想は405万戸だった。

中古住宅販売は契約成立時に計上される。7月の販売戸数は、中東紛争を受けて一時的に低下した住宅ローン金利が再び上昇基調に転じた5月と6月に締結された契約を反映しているとみられる。米住​宅金⁠融機関フレディマックのデータによると、30年固定住宅ローンの平均金利は2月の紛争勃発以降で計71ベーシスポイント(bp)上昇。先週の平均金利は6.69%と、2025年7月以来の高水準を付けた。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅ローン金利の平均が6%近辺に戻れば、住宅市場が活況を呈することは間違いない」と述べた。

地域別では、中西部と南部で販売が減少した一方、北東部は増加。西部は横ばいだった。前年同月比では0.7%増加した。

7月の中古住宅の在庫は1.9%減の154万戸となった。前年同月比では0.6%減少した。

7月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は4.6カ月で、前月および前年同月から変わらなかった。

中古住宅価格の中央値は前年同月比2.0%上昇の43万4100ドル。初めて住宅を購入する人の割合は全体の29%で、前月の33%から低下したものの、前年同月の28%からはわずかに上昇した。

住宅が市場に出ていた期間の中央値は29日。前月および前年同月は28日だった。

差し押さえ物件を含む不良債権売却は取引全体の2%と、変わらずだった。

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