[ソウル 11日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)の柳相大上級副総裁は11日、根強いインフレ圧力に対応するため、追加利上げを実施する公算が大きいとの見方を示した。

8月20日に3年の任期を終える柳氏は記者会見で、「特別なショックや要因がない限り、追加利上げの可能性は高い」と指摘。

「金利政策は事前の見通しに基づき先手を打って行われるため、成長とインフレの見通しを踏まえると、追加利上げすることになるだろう」と述べた。

柳氏は7人で構成される金融政策委員会のメンバー。

中銀は先月、3年半ぶりの利上げに踏み切った。国内経済の力強い成長を背景にインフレリスクが高まる中、追加利上げの可能性も示唆した。

柳氏は、中東紛争に起因する供給ショックよりも、需要主導型のインフレを懸念していると述べた。国内経済の回復により、緩やかで持続的な物価上昇圧力が生じると見込まれているためだ。

8月27日の会合に出席するなら、政策判断の材料として輸出とクレジットカード支出のデータに注目するだろうと語った。最近のウォン高と株式市場のボラティリティーは政策委員による綿密な議論に値するかもしれないが、政策決定の重要な要因ではないとした。

追加利上げのペースや幅については明言を避けた。

ウォンが先月の大幅上昇後に10カ月ぶりの高値近辺で推移する中、柳氏は1ドル=1400ウォン台の水準はなお「非常に高い(ウォン安)」と述べ、インフレに大きな上昇圧力をかけ続けていると指摘した。

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