[シドニー 11日 ロイター] - ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が11日発表した7月の企業景況感指数は小幅に改善したものの、企業信頼感は弱い状態が続いた。湾岸地域での緊張再燃で原油価格が再び上昇する中、企業はコスト圧力への懸念に言及した。
企業景況感指数はプラス4と前月から1ポイント上昇した。ただ、長期トレンドのプラス7を下回る水準にとどまった。企業信頼感指数はマイナス6と前月と変わらずで、米国とイスラエルによるイラン攻撃が始まる前の2月の水準を大幅に下回っている。
NABは「中東危機の影響がピークだった時期に比べると状況は改善しているが、不確実性の高まりが引き続き企業信頼感を圧迫している」と指摘。
「需要見通しが軟化する中でのコスト圧力は、利益率が引き続き圧迫されることを示唆している」との見方を示した。
燃料価格の変動を反映し、運輸・公益事業が最終価格と仕入れコストの双方を押し上げる主因となった。
雇用と収益性の指標は7月に改善した一方、売上高は横ばいだった。企業の設備稼働率は83.0%と大幅に上昇し、主に金融・ビジネス・不動産、卸売業が押し上げ要因となった。