[10日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)が近く、シリア国内の秘密施設に保管されている核物質を撤去する見通しであることが10日、米ニュースサイト「アクシオス」の報道で分かった。

アクシオスは米国とイスラエルの当局者の話として、トランプ米政権がシリアとイスラエルの双方との間で一定の合意に達したことを受け核物質が撤去される見通しになったと報じている。

アクシオスによると、2024年に崩壊したシリアのアサド政権は、秘密裏に建設されたアルキバル原子炉を中核とする核開発計画を推進しており、同計画の一部として核物質を保管していた。米当局者によると、この核物質にはイエローケーキが含まれているという。イエローケーキはウラン鉱石から生成される粉末状の物質で、さらに加工されれば、核燃料サイクルの一環として濃縮される可能性がある。

アクシオスは、シリアで保管されている物質は核兵器に転用はできないものの、「ダーティーボム(放射性物質拡散装置)」に利用される恐れはあるとしている。ダーティーボムは核爆発を起こすのではなく、通常火薬の爆発によって放射性物質を拡散し、周辺地域を汚染する兵器を指す。

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