Arathy Somasekhar
[ヒューストン 10日 ロイター] - 米国時間の原油先物は5%上昇して取引を終えた。イランと米国が互いに賠償を要求し、ホルムズ海峡再開に向けた合意の見通しが後退した。
トランプ米大統領は10日、イランが米国とイスラエルの攻撃によって被った損害に対する賠償を求めているという情報を聞いたとし、自身も「イランが殺害し、重傷を負わせた全ての人々」に対する賠償を要求すると表明した。
清算値は、北海ブレント先物が4.17ドル(4.99%)高の1バレル=87.72ドル、米WTI先物が3.95ドル(5.05%)高の82.13ドル。上昇率はいずれも7月29日以来の高さとなった。両指標とも先週は、イランとオマーンが海峡の再開につながる合意に近づいているとの期待を背景に7%超下落していた。
BOKフィナンシャルのトレーディング担当シニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は「米国とイランの和平合意が遅れる見通しであることに加え、ウクライナがロシアの製油所や黒海のタンカーへの攻撃を強めていることを受け、原油先物は序盤の取引で上昇した」と指摘。「イランが要求を追加したことで、大半のトレーダーは短期的には、供給逼迫がより長期化する可能性が高いと考えている」と述べた。