Courtney Rozen

[ワシントン 10日 ロイター] - 米下院民主党議員グループは10日、人工知能(AI)新興企業アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)とオープンAIのサム・アルトマンCEOに書簡を送り、AIシステムがセキュリティーテスト環境から脱出した経緯の説明を求めた。議会がこれらの事象について公聴会を開くべきだとの立場も示した。

オープンAIとアンソロピックは7月、両社のAIエージェントがサイバーセキュリティーテスト環境から脱出し、他社のシステムに侵入していたことを明らかにした。

グレッグ・カサール、ドリス・マツイ両議員を筆頭とする29人の議員団は、オープンAIに対し、テスト中のAIエージェントの監視方法と、不正なモデルが同社の安全対策を回避したかどうかについて説明を求めた。

また別の書簡では、22人の議員がアンソロピックに対し、同社のエージェントが3社のシステムに侵入して以降に導入した安全プロトコルの詳細を説明するよう要請。「これらの極めて憂慮すべきサイバーセキュリティー上の事案は、米国の国家安全保障に深刻な影響を及ぼす可能性がある」と記した。

リベラル派の代表格であるバーニー・サンダース上院議員は10日、アルトマン、アモデイ両氏とメタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグCEOに対し、新たなモデルの開発を「一時停止」するよう別途要請した。サンダース氏は、高度なAI開発のペースを管理するためのツールを開発する国際的な取り組みを米国政府が支援するよう求める、1100人以上のテック企業の従業員が署名した書簡に言及。この書簡にはアモデイ氏のほか、メタ・プラットフォームズ、アンソロピック、オープンAI、アルファベット傘下のグーグルの従業員も署名している。

トランプ政権は、アンソロピックとオープンAIのAIエージェントの脱出を巡る事案について公の場でほとんど発言していない。トランプ氏は7日、米議会はAI業​界を「廃業に追い込む」ような‌規制を望んでいると主張した。

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