[10日 ロイター] - ミャンマー外務省は8日、民主派指導者アウンサンスーチー氏の解放を求める東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長声明に関し、釈放は法律に従ってのみ実施されると述べた。ASEAN特使の役割はもはや不要との見解も示した。
ミャンマーは、和平に向けた「5項目の合意」を順守しなかったとしてASEANの首脳級会合から排除されている。しかしASEAN側で、再関与の機運が広がり、7月にタイで開催された外相会合に、ミャンマーが5年前の軍事クーデター以来初めて参加。今月初めには、ミンアウンフライン大統領が、タイを公式訪問した。
ASEANの議長国フィリピンは7日、スーチー氏が3日に赤十字国際委員会(ICRC)の代表と面会したことを踏まえ、ラザロ・フィリピン外相のスーチー氏との面会、スーチー氏の無条件釈放を求めた。
これに対し、ミャンマー外務省は8日、「政府は人道的配慮に基づきスーチー氏の刑を減刑したが、完全かつ無条件の釈放は法律に従ってのみ実施される」と述べた。
また、昨年12月から今年1月にかけて総選挙を実施したことに言及し、「ミャンマーは、ASEAN議長国の新たな特使の任命と役割の継続はもはや必要ないと考えている」と表明した。