ドナルド・トランプ米大統領は週末のゴルフ大会での優勝を受け、通算43度目のクラブ選手権制覇だと誇示した。ニュージャージー州ベッドミンスターにある自身のコースで、2つのタイトルを獲得したという。
「スコア70で優勝した。ほかの出場者と違い、私は多くの別のことに集中しているため、練習時間がほとんどない。それだけに大変光栄だ」と、トランプは自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で優勝を発表した。
この投稿をきっかけに、トランプがゴルフ場で過ごす時間に改めて注目が集まった。独立系の追跡サイトは、ゴルフに伴う移動や警備の納税者負担が1億1500万ドル近くに上ったと推計している。
この金額を受け、在任中にゴルフをしているとトランプが長年批判してきたバラク・オバマ前大統領との比較も再燃している。
トランプはゴルフしすぎか?
独立系の追跡サイトは、トランプの2期目におけるゴルフ関連の移動・警備費が1億1500万ドル近くに達したと推計している。航空データやホワイトハウスの代表取材報告を基に大統領の公開日程を追うサイト「イズ・トランプ・ゴルフィング・トゥデー?」によると、8月3日時点の総額は1億1497万ドルだった。
内訳は、フロリダ州のマールアラーゴとウエストパームビーチで過ごした59日間に約8020万ドル、ニュージャージー州ベッドミンスターでの34日間に1360万ドル、スコットランドへの5日間の訪問に1000万ドル、ワシントン近郊のゴルフ場での47日間に700万ドル。このほか、フロリダ州ジュピターへの訪問にも比較的小額の費用がかかったとしている。
この推計は、トランプのゴルフ関連支出を過去に分析した際にも使われた、19年の米国会計検査院(GAO)の報告書に基づく。報告書によると、1期目の初期に行ったマールアラーゴへの訪問は1回当たり約340万ドルかかった。主な費用は、大統領専用機エアフォースワンでの移動、沿岸警備隊の巡回、大統領車列を運ぶC17輸送機の飛行だった。
同サイトは独自の手法として、1回の訪問期間を平均2.5日と仮定し、推計費用を日数で割って1日当たりの費用を算出している。現地入りと出発の日や、先遣隊の活動日も含めれば、総額は20~40%高くなる可能性があるという。
1億1500万ドル近いという推計は、トランプのゴルフ旅行費をめぐるこれまでの報道を踏まえたものだ。ハフポストは3月下旬時点で、ゴルフ関連の移動・警備費を1億120万ドルと算出した。この時点でトランプは、就任から14カ月余りのうち110日間ゴルフをしていた。このペースが続けば、2期目終了までのゴルフ関連費用は約3億ドルに達する可能性があると同サイトは推計した。
費用に加え、監視団体はトランプが大統領に復帰してから、自身の所有施設をどれほど頻繁に訪れたかも追跡している。政府倫理監視団体「ワシントンの責任と倫理を求める市民」(CREW)によると、6月半ばまでにトランプが自身の施設を訪れた回数は計259回で、うち148回はゴルフ場だった。就任後512日のうち、本人所有の施設で過ごした日は191日と全体の37%を占めた。最も多く訪れたのはマールアラーゴで、102回だった。