自宅で効果的に「光」を取り入れる方法
以上を踏まえて、自宅では「光」を意識して朝食をとる場所を決めることをおすすめします。朝日を感じられる窓際で朝食をとれるようにダイニングテーブルを配置するなど、リビングや食事をとる部屋は、朝の光を取り込みやすいレイアウトにするといいでしょう。
たとえば、朝日が入る腰高窓があれば、そこが最適な朝食スペースになります。腰高窓の前にカウンターテーブルを設置して朝食スペースを作るのもおすすめです。
ただし、バルコニーや庭へ出る掃き出し窓の前にダイニングテーブルを配置すると、動線をふさいでしまう可能性があるため避けましょう。代わりに、朝は窓際に椅子を置いて、コーヒーを飲んだり、新聞やスマホでニュースをチェックしたりする場所を作ることで、自然と朝の時間を窓際で過ごす習慣ができます。
また、自宅にバルコニーやベランダがある方は、朝はそこで過ごすのもおすすめです。
テーブルと椅子を置けば日光をしっかり浴びながら朝食をとれますし、スペース的にテーブルの配置が難しい場合は、椅子を1脚置くだけでも日光を浴びる習慣を作ることができます。
たとえば人工芝を敷いたバルコニーやベランダにリラックスできる椅子を置き、朝食やコーヒーを楽しむ時間を朝のルーティンに取り入れるだけでも、夜の睡眠の質が高まることが期待できます。
近年では、雨風や紫外線に強い「アウトドア家具」も豊富に販売されています。バルコニー・ベランダを活用する暮らしは特におすすめです。
起床時にしばらく頭がぼんやりしてしまうという方でも、窓際やバルコニーで過ごすことでメラトニン分泌が抑えられ、自然と覚醒に向かいやすくなります。
光の影響に加えて、朝食をとることでも眠気が和らぎ、すっきりとした気分で1日をスタートさせやすくなるでしょう。
[筆者]
田口里奈(たぐちりな)
医療職インテリアコーディネーター/上級睡眠健康指導士。
2012年薬学部卒業後、薬剤師として薬局に勤務。10店舗以上での経験を通じ、幅広い年代の患者と向き合う中で、多くの人が睡眠に悩みを抱えている現状を知る。2016年、町田ひろ子アカデミー インテリアコーディネーターコースに入学。インテリアコーディネーター資格を取得し、卒業後は医療職と並行してインテリアコーディネーターとしてのキャリアをスタートさせる。医療とインテリアの両分野で仕事を続ける中で、睡眠が「空間」にも大きく影響されることに着目。2021年、上級睡眠健康指導士資格を取得。現在は、エビデンスに基づく睡眠・健康知識をインテリアに落とし込んだコーディネートを中心に500件以上提案。ウェブメディアを中心に、記事の執筆も多数行っている。
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