ソウル駅に並んだKTX山川(左、動力集中式)とKTX青龍(右、動力分散式)
ソウル駅に並んだKTX山川(左、動力集中式)とKTX青龍(右、動力分散式)(撮影=筆者)

民間投資とセットの売り込みで活路?

高速鉄道は中国、日本、フランスの3強にドイツが続く構図で、フランスはEU域内、ドイツも隣接国や鉄路で繋がっているロシアやトルコが主な輸出先となっている。

中国は価格、日本は安全性を武器とするなか、韓国は完成品に続いてノックダウン生産やライセンス生産による技術供与で対抗しようとしている。在来線は日本、高速鉄道はフランスから技術を得たのと同じ方式で差別化を図ろうというものだ。

もう一つの差別化ポイントは投資である。韓国企業はウズベキスタンに多額の投資を行なっており、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が国賓として訪問した24年6月、鉱物資源の採掘・加工や産業技術支援と合わせて高速鉄道輸出契約が交わされた。大規模投資をしてきた国への追加投資と合わせて高速鉄道を売り込むことで初輸出を実現したわけだ。

今後、同じように民間が多額の投資を行なってきた国への追加投資との組み合わせに活路を見出す可能性もありそうだ。

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