J・D・バンス米副大統領は、ジェフリー・エプスタイン関連文書をめぐるトランプ政権の情報発信について、「完全にしくじった」と認めた。政府の発表の仕方が混乱を招き、臆測を広げたという。

バンスは7月15日配信のポッドキャスト番組『ジョー・ローガン・エクスペリエンス』で、政権のメッセージ発信には大きな問題があったと述べる一方、政府当局者が証拠を隠そうとしていたとの見方は否定した。

「エプスタイン文書をめぐる広報は完全にしくじった。本当にそうだ」とバンスは語った。ただし、一連の不手際が国民に何かを隠すためのものだったとは思わないという。

原因の一端は、パム・ボンディ前司法長官がエプスタインの顧客リストが自分の机の上にあると発言したことにあるとバンスは述べた。ボンディは政治的な期待に応えようとしたのだろうが、政権が保有している資料と、保有していない資料について大げさに説明してしまったという。

ホワイトハウスは何を違う形で進めるべきだったのか。司会のジョー・ローガンにそう問われ、バンスはこう答えた。

「最初の段階で全て公開すべきだったと思う。もちろん資料の確認や所在の特定、被害者に関する部分の黒塗りなどには多少時間がかかる。それでも、できるだけ早く公開すべきだった」

コロンビア大学国際公共政策大学院のロバート・シャピロ教授(政治学)は7月15日、本誌にこう語った。

「数年にわたって何が隠されていたのか、いまだに誰も見ていない以上、バンスは一般論としてそう主張できるだろう。だが、エプスタイン事件をめぐってトランプとその周辺が重ねてきた露骨な虚偽や妨害を軽く見せることはできない。バンスが上塗りして消せるものではない」

情報機関との関係を主張
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