[16日 ロイター] - 16日の韓国株式市場は急反落し、一時8%近く下落した。半導体株への売りが再燃した。一方、ウォンは韓国銀行(中央銀行)が3年半ぶりの利上げに踏み切り、追加引き締めを示唆したことを受け、約2カ月ぶり高値付近で推移した。

総合株価指数(KOSPI)は一時7.6%安の6730.87まで下落し、前日の上昇分を吐き出した。急落を受け、KOSPIと新興企業向け株価指数コスダックではプログラム売買を一時停止する「サイドカー」も発動された。

半導体大手SKハイニックスは一時12%超下落。サムスン電子も一時10%近く下げた。両社だけでKOSPI構成銘柄の時価総額の半分強を占める。

5月下旬に導入されたSKハイニックスとサムスン電子に連動する個別株レバレッジ型上場投資信託(ETF)が市場のボラティリティーの主因として浮上している。強制的な売買が半導体株とKOSPI双方の値動きを増幅している。

オンライン取引プラットフォーム、エクスネスのシニア金融市場ストラテジスト、チョ・インキ氏は「こうした商品を保有する個人投資家にとって、リスクは非対称的だ。このように変動の激しい相場では、レバレッジは上昇局面で富を築くスピードよりもはるかに速く下落局面での損失を加速させる」と指摘した。

韓国の金融委員会(FSC)は、株式市場の安定性を高めるため、個別株レバレッジ型ETFに関する新たな措置を近く発表すると明らかにした。

KOSPIは直近の下落やボラティリティーにもかかわらず、年初来では62%超上昇しており、世界で最も好調な指数の一つとなっている。

一方、ウォンは、中銀のタカ派姿勢に支えられ、5月中旬に付けた高値である1ドル=1485.3ウォン付近で推移。7月に入って約4.7%上昇したが、年初来では依然として3%超下落している。

中銀は16日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、2.75%とした。韓国経済の力強い成長を背景にインフレリスクが高まる中、追加利上げも示唆した。

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