テクノロジーを核に差別化

ウィリアムズは1977年にフランク・ウィリアムズ(2021年に79歳で死去)が創設した。昨年ソフトウエア企業のアトラシアンと複数年契約を結び、「アトラシアン・ウィリアムズ・レーシング・F1チーム」となった。これまで860戦以上に参戦して114勝、表彰台は300回を超える。

特に1980年代から90年代にかけての黄金期は、アラン・ジョーンズ、ケケ・ロズベルグ、ネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセル、アラン・プロスト、デーモン・ヒル、ジャック・ヴィルヌーヴら名ドライバーを擁し、ドライバーズ部門で7回、コンストラクターズ部門で9回、年間総合優勝を果たした。

フェラーリやメルセデス、キャデラックなど自動車メーカー傘下のチームと違って、ウィリアムズは特定の自動車メーカーに属さない独立系チームだ。優れたエンジニアリングとトップドライバーの融合こそが、ウィリアムズの伝統である。

ボウルズは10年代、メルセデスのチームにいてその快進撃を支えた。ウィリアムズをトップに返り咲かせるというのが彼の野望だ。

「ウィリアムズには輝かしい過去の実績がある。今日でもF1史上、屈指の成功を収めたチームであることに変わりはない」と彼は言う。「私たちがF1に参加しているのは、車を売るためでも製品を売るためでもない。レーシングチームだからだ」

「後れを取った時期もあったが、私たちはそのことを自分たちの力にしている」とボウルズは続けた。「他の10チームと同じような方法でチームを再建するのではなく、テクノロジーを核に、一味違うアプローチを採っている。それがウィリアムズにとっての差別化につながっている」

こまめに性能向上を図る
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