Kentaro Okasaka
[東京 30日 ロイター] - 経済産業省は30日、AI(人工知能)ロボットの開発基盤となる国産の「マルチモーダル基盤モデル」の研究開発に向け、ソフトバンク主導の新企業、Noetra(東京都渋谷区)と産業技術総合研究所のコンソーシアムが、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募で採択されたと発表した。2031年まで5年間のプロジェクトで、26年度は3873億円の予算を計上する。
Noetraは、ソフトバンクのほかソニーグループ、NEC、ホンダが中核となって設立。今後、国産AI開発に取り組む企業や、製造業などAI活用を推進する幅広い業種の企業から出資を受ける予定という。経産省によると、7月16日に都内で日本のフィジカルAI政策に関する対外発信イベントを開く。Noetraの丹波廣寅社長のほか、米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)も出席予定。
経産省は同日、2040年までに1000万台規模のAIロボットを国内に導入することを掲げる「AI(人工知能)ロボティクス戦略」改訂版を公表した。赤沢亮正経済産業相は閣議後会見で「世界に先駆けて、わが国の強みを生かせるフィジカルAIやロボットのデータ基盤を構築し、成長させていく」と述べた。