ポーランドで輸送会社を経営するマルレナ・バルトコビアクさん(46)はロシアによるウクライナ侵攻の後、予備の住居としてコスタ・デル・ソルのマンションを購入した。「スペインが頭に浮かんだのは、欧州でのあらゆる政治的駆け引きに最も巻き込まれていない様子だったからだ」という。
ドバイに代わる選択肢
不動産会社ディルスルーカス・フォックスのパロマ・ペレスブラボ最高経営責任者(CEO)は「スペインは現在、安全保障の観点から資産分散先となっている」と語る。
ウクライナ戦争がポーランド人に購入を促したのと同様に、米国・イスラエルとイランとの戦闘開始後は湾岸諸国の投資家から資金が流入している。
不動産会社3社によると、中東紛争によって「富裕層のための平和な避難先」というドバイのイメージが打撃を受けめ、現在ではコスタ・デル・ソルの高級物件についてドバイの買い手との間で交渉が進んでいる。既に少なくとも2件の契約が成立した。
ドバイは不動産税ゼロを掲げて外国人を引きつけてきたが、不動産専門弁護士によるとマドリードやコスタ・デル・ソルには富裕税の免除・控除があり、スペインの他地域に比べて富裕層にとって魅力的だ。
不動産会社ネイノールのマリオ・ラピエドラビバンコ副CEOは「スペインは、ドバイに代わる場所を求める人々を引きつけるようになった。(中東)紛争によって、より穏やかな選択肢になったからだ」と述べた。
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