百獣の王ライオン。動物園で飼育されていたとしても非常に危険であり、飼育員が襲われて死亡するという事件が世界中で報告されている。人間すらそのような目に遭うのだから、小型動物などひとたまりもない。2013年頃から、インターネットで小型動物がライオンと対峙することになった事件がネット民の間で時折話題になっている。

米オクラホマ州の動物園、G.W.エキゾチック・アニマル・パーク。そこで皆が息を呑むような事件が起こった。

園内でパニックを起こした小型犬が走り出し、追いかける人間の制止を振り切るようにして、ライオンの囲いの中へ飛び込んでしまったのだ。皆「血生臭い結末」を覚悟した。

【動画】ダックスフンドがライオンの囲いの中に迷い込む…その結末は?

しかし、「血生臭い結末」は訪れなかった。檻の中にいた雄ライオン、ボーンディガーは、飛び込んできた犬に襲いかかるのではなく、静かに受け入れるような反応を見せたのだ。

現地報道などによると、代謝性骨疾患を抱えるボーンディガーは小さい頃から動物園で飼育されており、通常のライオンのようには動けない。今回囲いの中に迷い込んだダックスフンド、マイロもボーンディガーが若い頃からそばにいたという。

そのため、マイロはボーンディガーのそばからほとんど離れず、同じ空間で過ごし、時には肉を分け合うような様子も見せている。食後には、マイロがボーンディガーの口元に顔を寄せ、歯を掃除するようなしぐさを見せたとも報じられた。

ネット民からはその和やかな状況を可愛らしいと称賛する声や、ダックスフンドの勇敢さを称える声、危険だと肝を冷やす声など、様々な声が寄せられている。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 歴史で読み解く アメリカ建国250年
2026年7月7日号(6月30日発売)は「歴史で読み解く アメリカ建国250年」特集。

超大国の現在地と「トランプ後」の世界

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます