ドナルド・トランプ米大統領は6月10日、ホルムズ海峡近くで陸軍のAH-64アパッチ攻撃ヘリコプターが撃墜された件についてイランを非難し、その後、米軍は「自衛」のための攻撃で応じた。
この出来事は、すでに世界のエネルギー市場を揺さぶり、4月の脆弱な停戦合意に緊張をもたらしていた戦闘をさらに激化させる恐れがある。
米政府が次の対応を検討するなか、米軍関係者や地域の同盟国がさらなる危険にさらされる可能性もある。トランプと米中央軍(CENTCOM)によると、ヘリに搭乗していた操縦士2人は無人の米海軍艦艇によって救助され、無事だという。
米中央軍は10日、X(旧ツイッター)への投稿で、撃墜されたアパッチへの対応として攻撃を開始したと明らかにした。
「中央軍部隊は本日、最高司令官の指示により、前日に発生したアパッチ撃墜への対応として、イランに対する自衛的攻撃を開始した。この任務は、不当なイランの攻撃行為に対する相応の対応である」
中央軍によると、ヘリコプターは10日の午前3時30分ごろ、オマーン沖で哨戒任務中に墜落した。米海軍の無人艇が約2時間後に海上で搭乗員を発見し、2人とも安定した状態で救助された。
中央軍報道官のティム・ホーキンス大尉はこの作戦について、米軍初の無人艇による海上救助作戦だと述べた。
トランプはSNSへの投稿で、搭乗員は「無事で負傷もしていない」と述べる一方、「それでも米国は、この攻撃に対応せざるを得ない」と付け加えた。軍当局は、この件について調査を続けているとしている。
トランプの投稿を受け、イラン国会議長のモハンマド・バーゲル・ガリバフはXに次のように投稿した。