トランプの指示に背いたネタニヤフ

レバノンは、同国南部を拠点とするイスラム教シーア派の武装組織ヒズボラがイスラエルと戦闘状態にあるため戦闘に巻き込まれている。

イスラエルによるヒズボラへの攻撃で、レバノンでは100万人以上が避難を余儀なくされた。レバノン当局によると、イスラエルが3月2日に攻撃を開始して以降、3666人が死亡し、1万1000人以上が負傷した。

イランは、イスラエルがレバノンへの攻撃を停止しない限り平和は実現しないと主張している。

10日には、SNSで共有された映像により、イスラエル軍の攻撃後、ティール上空に煙が立ち上る様子が確認された。

イスラエル国防軍(IDF)はティールの住民に対し、ザフラニ川以北へ避難するよう命じた。また、ヒズボラの存在が「あなた方の命を危険にさらしている」と警告した。

IDFは、ヒズボラはイスラエルとの停戦合意に違反してイスラエルの民間地域を攻撃しているとしている。

イスラエルによる住宅の破壊やレバノン南部領内への侵攻は、2000年に終結したレバノン南部占領のような長期駐留につながるのではないかとの懸念を高めている。

イスラエルによるレバノン攻撃は、トランプがベンヤミン・ネタニヤフ首相に攻撃停止を指示したにもかかわらず行われた。

トランプはBBCに対し、9日にネタニヤフと会談したことを明らかにし、米大統領がイスラエル首相への不満を募らせているとの報道があるなか、「常識」が必要だと強調した。これは、イスラエルが9日に、米大統領の要請に反してイランへミサイルを発射した後のことだった。

「合意は近い」と繰り返すトランプ
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