ホルムズ海峡安定に重要なアパッチ
「われわれは外交を望む。しかし、力の言葉のほうがはるかに得意だ。約束を破れば、われわれが最も得意とする言葉に切り替えるだろう。その結果は自ら引き受けることになる」
アパッチ撃墜は、中東情勢が一層緊迫するなかで発生した。前日にはイランとイスラエルが攻撃を応酬した。当局者はこれを、4月8日に発表された停戦合意に対する最も深刻な打撃の一つだと説明していた。イラン国営メディアは、イスラエルの攻撃で同国の防空部隊員少なくとも2人が死亡したと伝えた。
2月28日に米国とイスラエルがイランに対する軍事作戦を開始して以降、この紛争は世界のエネルギー価格を押し上げ、石油輸送の要衝であるホルムズ海峡の主要な航路に混乱をもたらしてきた。米国はイラン産原油輸送の封鎖や地域での無人機脅威への対処をアパッチに大きく依存している。
当局者らはこれまで、一時的な停戦を恒久的な合意へと発展させることに失敗してきた。特にイスラエルが、イランの支援を受けるヒズボラに対するレバノンでの作戦を拡大したことから、戦争がより広範な地域戦争に発展するリスクが高まっている。
報道によると、イスラエル軍によるレバノン南部の都市ティールへの空爆で10日、少なくとも8人が死亡した。イランはレバノンへの攻撃停止を合意の条件としているため、トランプが主張する「イランとの戦争終結が近い」との見方には疑問が投げかけられている。
停戦以降初めてイランとイスラエルが攻撃の応酬をした後、トランプが即時の「発砲停止」を求めたことを受け、両国は9日に互いへの攻撃を停止したと発表していた。しかしイスラエルは10日もレバノンへの攻撃を続けた。