劇場映画版『ジェシカおばさんの事件簿』の製作も進む
「第1次、第2次大戦の前夜、最中、直後には推理ものが大人気だった。そして今、間違いなく殺人ミステリーがブームになっている」と、ベンジーは言う。
『ジェシカおばさんの事件簿』は、「アメリカでは、女性を主人公にしたほっこり系ミステリーの元祖」だと、ジップは指摘する。小さな街に住む初老の女性が名探偵ぶりを発揮するという設定は、アガサ・クリスティーのミス・マープル・シリーズに着想を得たものだ。
つまるところ、『ジェシカおばさん……』へのノスタルジアはただの感傷ではなく、困難な時代を生き抜くための心理メカニズムなのだ。
そんな時代の要請に応えて現在、劇場映画版『ジェシカおばさんの事件簿』の製作が進んでいる。全米公開は27年末か28年初めの予定。オスカー女優のジェイミー・リー・カーティスがジェシカを演じる。カーティスならランズベリーの「レガシーに敬意を払い」、ドラマのファンの期待に応えるジェシカを演じてくれると、セマンズは期待している。「いつかカーティスもフェスティバルに来てくれたらうれしい」
ランズベリーは自分の死後にファンがメンドシノに集うことなど予想もしていなかっただろう。ミュージアムにはロケ中の彼女のスナップ写真が多数並ぶ。
ランズベリーは「笑顔で私たちを見守っている」と、セマンズは話す。「彼女もきっとこのイベントを気に入ってくれる。賭けてもいい!」
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