ヤバイから天才なのか、天才だからヤバイのか?
『天才たちのしくじり』
著者:ケイティ・スポルディング
翻訳:雨海弘美
出版社:かんき出版
歴史に名を刻む偉人たちの偉業に触れることはあっても、その人柄や日常を知ることは少ないかもしれません。ましてや子どもには言えないような、トンデモな行動(!)をしていたなんて、知る由もないでしょう。
後世にわざわざ語り継ぐことでもないと、バッサリと切り落とされていた天才たちの“B面”の真実を、作者はどこで見つけてきたのか、あぶり出すことに成功しています。
数学博士号をもつ作者の鮮やかな解説もさることながら、軽妙なタッチで描かれる30人の狂気な日々。非常識でも世界を変える発見や発明をすれば許されると安心するのか、冷たい視線を送るのか。あなたの中の天才性が試される一冊です。
(かんき出版 編集部 吉野江里)
なぜ真のお金持ちほどカードは使わないのか?
『ザ・パワー・オブ・キャッシュ デジタル経済にこそ跳ね上がる現金の価値』
著者:ジェイ・L・ザゴースキー
翻訳:斎藤栄一郎
出版社:プレジデント社
最近、現金を使う機会は減っていませんか?
電車、バス、コンビニなどの支払いで、交通系ICカードなどを利用する人は相当増えたと印象があります。そして、この私もつい最近までその一人でした。
でも、本書を読んで考えを改めました。私たちが身を置くデジタル経済で本当に儲けるのは、カード会社、銀行、IT企業、政府であると本書は指摘します。そして、現金の使用は、衝動買いの抑制につながり、その効能として手元に現金が残るというのです。現金を使うメリットを13の事例を挙げて解説する、ユニークな内容の本書を是非お勧めします。
(プレジデント社 書籍編集部 渡邉 崇)