本書に書かれていないこと
アメリカが世界をリードする存在であるべきということが中心であり、世界にアメリカと対等に議論できる国家については書かれていない(つまり、そういう国家はない?)
本書は、アメリカが中心であり、とにかくアメリカが世界の中心にあって平和と繁栄をもたらすために必要なことが書かれている。
逆に言うと、それ以外はほとんど書かれていない。アメリカ以外の国は、同盟国という名の従属的な存在と敵対国しかない。日本やドイツは従属的な存在ということになり、世界を統べるアメリカ帝国のために尽くすことを要求されている。
さまざまな国家が対等な立場で議論するという発想は全くない。
アメリカへの感謝と奉仕の要求は繰り返し書かれているが、アメリカが感謝することは書かれていない
同盟国やアメリカ企業、アメリカ国民が安全と平和を享受しているのはこれまでのアメリカ政府のおかげと著者は認識している。
だから同盟国やアメリカ企業、アメリカ国民は、アメリカへの感謝と奉仕を忘れるべきではない、と繰り返し強調し、アメリカに協力しないアメリカ人、アメリカ企業、同盟国に感謝と奉仕を要求している。日本やドイツへの要求が話題になっていたが、それらもこの流れで出てきたものだ。
アメリカの発展を支えてくれた同盟国やアメリカ企業、アメリカ国民への感謝はほとんどない。