Suleiman Al-Khalidi

[アンマン 11日 ロイター] - ヨルダンで10日行われた議会選(定数138)で穏健派イスラム組織「ムスリム同胞団」系の野党「イスラム行動戦線(IAF)」が躍進した。

ガザ紛争を受けて反イスラエル感情が広がったことや、改正選挙法で政党の役割拡大が奨励されたことが追い風となった。ただ、議会では引き続き部族や政府寄りの派閥が多数派を占めている。

同法では政党に初めて41議席が割り当てられた。11日時点の初期段階の開票結果によると、IAFは全議席の約2割を獲得した。

ムスリム同胞団の代表はロイターに「選挙は変化を求める声を反映したもので、投票した人々は必ずしもイスラム主義者ばかりではないが、変化を求め、古いやり方にうんざりしていた」と述べた。

ムスリム同胞団はパレスチナのイスラム組織「ハマス」を支持。イスラエルとの平和条約の破棄を求めており、ハマスを支持する大規模な抗議活動を主導してきた。

アブドラ国王は段階的に民主化を進めている。憲法では依然として国王に権限が集中しており、国王は政府を任命し、議会を解散することが可能だ。

選挙制度では、人口密度の低い部族地域・地方の有権者が人口密度の高い都市部の有権者より優遇される仕組みになっている。都市部にはパレスチナ系のヨルダン人が多い。

投票率は32.25%と低水準だったが、2020年の前回選挙の29%からわずかに上昇した。

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