「明日は金曜日だ、善行を積もうじゃないか」。ヘラートの住人クドゥス・ハタビはフェイスブック上でそう呼びかけた。「車のある人は車で集まってくれ。そして国境地帯から帰還民を車で運ぶのを手伝ってくれ。みんな大変だろうけれど、同胞として最低限の務めだ」
帰還民の中には、イラン以外の国を知らない難民2世・3世もいる。あちら側にはまともな職と暮らしがあると信じ、全てを捨ててイランに渡った若者もいる。なのに理由もなく追い出され、灼熱の太陽の下で置き去りにされた。最悪だ。ヘラートでは多くの住民が行き場のない同胞に心を開いた。モハマド・ニクザドは道端に立ち、みんなにシェリャーク(アフガニスタン伝統のアイスクリーム)を配っていた。でも彼が用意できたシェリャークは1100個のみ。みんなの渇きを癒やすにはとても足りない。