ネコよりイヌの方がヘビ毒の影響を受けやすい?

2020年に学術誌「Comparative Biochemistry and Physiology Part C: Toxicology & Pharmacology(比較生化学および生理学パートC:毒性学および薬理学)」に掲載された研究よれば、世界で最も危険と言われる毒蛇のイースタンブラウンスネークに噛まれたイヌとネコを比較したところ、抗毒血清を投与せずに助かったネコが66%だったのに対して、イヌは31%にとどまった。

この研究を行った研究者たちによれば、この生存率の違いには幾つかの要因がある。実験では、ヘビの毒がネコや人間よりもイヌの血漿に対して速く作用したことが分かった。つまり犬の方が短時間で血液が凝固しなくなる状態になる可能性が高いということだ。

また研究者たちは、イヌとネコの行動様式の違いにも注目した。イヌは周囲のものを調べる時に鼻や口を使う傾向が強く、これらの部位は血管が発達しているため毒の影響を受けやすい。一方でネコは主に前脚を使って周囲を探索するため、より毒の影響を受けにくいと考えられる。

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