BUK-M1(NATOのコードネーム「SA-11 Gadfly」)は自走式の中距離地対空ミサイルシステムで、戦術・戦略機や巡航ミサイル、ヘリコプターなど空中の目標に対して使用される。

ソ連時代に設計されたBUK-M1の性能は継続的に向上している。ただし同システムは双方が使用しており、ウクライナ政府は昨年、アメリカ製のミサイルを発射できるよう改造したことを明らかにした。

ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は4種類のミサイルをテストしていると述べ、ドローンについても電子戦争システムについても「進展があった」とウクライナのメディアに語った。

ロシアはミサイルやドローンでウクライナの民間の標的を攻撃し続けている。ドローンはイラン製の「シャヘド(Shahed)」を頻繁に使用しているが、ロシアが別の国に支援を求めているとの報道もある。

ドイツの日刊紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)によると、EUのジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表は、中国が攻撃ドローンの製造に関して支援を提供していることを裏付ける有力な証拠があると語った。

ヨーロッパの情報提供者が9月にロイター通信に語ったところによると、ロシアは中国で秘密裏に攻撃ドローンの開発・製造計画を確立している。

米政治専門サイトのポリティコによれば、EU高官は11月15日、中国国内の工場でドローンが製造され、ロシアへ輸送されているとの情報があると語った。

EUはまだ、この会社のドローン生産について中国政府が認識しているとは断定していない。中国外務省は過去に、同プロジェクトのことは認識していないと説明した。

(翻訳:鈴木聖子)

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 進化するテロリズム
2026年10月6日号(9月29日発売)は「進化するテロリズム」特集。

9.11から25年。安価なドローンとAIとSNSの普及で、テロ組織は力を蓄え、脅威を増している

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます