最新記事
アメリカ

電車内で女性にガソリンをかけて火をつけた男、「凶行の映像」が拡散...事件前に「口論」の情報も

Man Accused of Setting Woman on Fire on Train Faces Terrorism Charges

2025年11月21日(金)19時05分
ゲイブ・ウィズナント

女性は頭部と全身に重度のやけど

車内で事件が起きた列車はシカゴ中心部の駅に到着し、女性がプラットフォームで倒れ込んでいる間にリードはその場から立ち去ったという。女性は頭部と全身に重度のやけどを負い、重体で病院に搬送された。名前は公表されていない。警察は事件翌日にリードを逮捕したが、その際にリードは犯行を認める発言をしており、監視カメラ映像と同じ服を着ていたという。

今回のような事件は異例で、シカゴ交通局の統計によれば昨年の交通機関内での犯罪件数も13%減少していた。それでも交通機関の安全性は以前から懸念されており、こうした事件が注目を集めやすい状況にもあった。

例えば今年8月には、ノースカロライナ州シャーロットの電車内で23歳のウクライナ人難民イリーナ・ザルツカが、背後から男に刺されて死亡する事件が起きた。この時も車内のカメラが撮影した犯行時の映像がSNSで拡散され、大きな話題となった。

シカゴ警察のアントワネット・ウルシッティ本部長は記者団に対し、今回の事件は単発的なもので他の事件との関連は確認されておらず、また動機も分かっていないと述べた。またシカゴのブランドン・ジョンソン市長は犯行を非難し、次のように呼びかけた。「シカゴ市民には、街中でも家の近所でも、そして公共交通機関でも、安全を感じる権利がある」

有罪判決を受けた場合、リードには最長で終身刑が科される可能性がある。事件発生の前にはリードと被害者の女性が口論をしていたという情報もあり、シカゴ警察は口論の様子を録画した人に情報の提供を呼び掛けたが、詳細はいまだ明らかになっていない。

【関連記事】
8歳男児が歯を折るけが...監視カメラが捉えた米教師の「暴力」、学校は不適切対応の疑い
【動画】逃げ惑う子供たち...米高校バスケの試合会場で銃撃発生の瞬間

ニューズウィーク日本版 トランプの大誤算
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年4月14号(4月7日発売)は「トランプの大誤算」特集。国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イランに「文明消滅」警告 改めて期限内

ワールド

トルコのイスラエル総領事館前で銃撃戦、 犯人1人死

ワールド

高市首相「年を越えて石油確保」、補正考えず 予算成

ビジネス

UBS、2026年のS&P500指数目標引き下げ 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 4
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 5
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 6
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 7
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 8
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 9
    地面にくねくねと伸びる「奇妙な筋」の正体は? 飛行…
  • 10
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 3
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 8
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 9
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 10
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中