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トランスジェンダーは入国拒否の恐れ...デンマークとフィンランドが米国渡航に警鐘鳴らす

Finland, Denmark Issue Travel Warnings For US

2025年3月25日(火)10時30分
ビラル・ラーマン、エフゲニー・ククリチェフ

トランプが進めるトランスジェンダー排除

トランプは政権復帰後に次々と大統領令を発し、トランスジェンダーおよびノンバイナリーの人々の権利を後退させている。実際、復帰初日には、政府が認識する性別は「男性」と「女性」の2つのみとする方針を示した。


さらに、トランプはトランスジェンダーの軍務を禁止する措置を定めた大統領令にも署名している(この大統領令は連邦判事アナ・レイエスによって執行が差し止められた)。

2月下旬に裁判所へ提出された国防総省のメモでは、軍の各部門に対し、30日以内にトランスジェンダーの軍人を特定し、除隊させるよう指示されていた。ピート・ヘグセス米国防長官が後に発出したメモでは、トランスジェンダーの個人は今後軍に入隊できなくなるが、すでに勤務している性別違和の軍人に対しては「尊厳と敬意を持って扱う」と強調されている。

トランプ大統領がアメリカの内政および外交政策を再編するなか、さらに多くの欧州諸国が渡航ガイダンスを更新するとみられる。

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