最新記事
多様性

トランプ、多様性政策撤廃へ 性別は「男性と女性のみ」【トランプ2.0】

2025年1月21日(火)11時45分
多様性を表すレインボーカラー

トランプ次期大統領は20日の就任後、多様性・公平性・包摂性(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン=DEI)に関するプログラムを撤回し、米連邦政府は男性と女性の2つの性別のみを認めるとする大統領令を発令する。2019年5月撮影(2025年 ロイター/Demetrius Freeman)

トランプ米大統領は20日の就任後、多様性・公平性・包摂性(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン=DEI)に関するプログラムを撤回し、米連邦政府は男性と女性の2つの性別のみを認めるとする大統領令を発令する。新政権当局者が20日明らかにした。

同当局者は、DEIに関する一段の措置が間もなく実施される予定としたものの、具体的な内容や発表時期については明らかにしなかった。

トランプ氏は就任演説で、「今週、私は公私のあらゆる側面で人種や性別を社会的に操作しようとする政府の政策も終わらせる」と述べた。

「われわれは肌の色に関係なく、実力主義の社会を築く。きょうから、性別は男性と女性の2つのみというのが米政府の公式な政策となる」と語った。

当局者によると、トランプ政権は、環境正義助成金や多様性研修プログラムなど「差別的」と見なすプログラムを見直し、場合によっては終了させる計画だ。

公民権・人権擁護団体は少数派を保護し、トランプ大統領の政策に異議を唱えると表明した。

米企業の間では最近、DEI推進の取り組みを後退させる動きが出ているが、コストコやアップルなど取り組みを継続する方針を維持する企業もある。

当局者によると、政府は男性と女性という2つの性別のみを認め、変更はできないとする。性転換手術への政府資金援助もしないという。

この大統領令が米軍にとってどのような意味を持つのかは現時点では明らかではない。トランプ氏は1期目に、トランスジェンダーの兵役を禁止すると発表し、トランスジェンダーの採用を凍結した。その後、バイデン氏が2021年の就任時にその決定を覆した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 イラン革命防衛隊
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月24号(3月17日発売)は「イラン革命防衛隊」特集。イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アマゾンが再びスマホ開発、「Transformer

ビジネス

ユーロ圏経常黒字、1月は379億ユーロへ拡大 増加

ビジネス

ECB、利下げより利上げの可能性高い=仏中銀総裁

ビジネス

英2月財政赤字、予想大幅に上回る イラン戦争が重し
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 ──「成功」が招く自国防衛の弱体化
  • 4
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    原油高騰よりも米国経済・米株市場の行方を左右する…
  • 9
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 10
    「嘘でしょ!」空港で「まさかの持ち物」を武器と勘…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 9
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 10
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中