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ISIS「脱走兵増加」で新たなテロが幕を開ける?

2015年2月24日(火)15時33分
アレッサンドリア・マシ

 シリアからの脱走兵はトルコに向かうのが一般的だ。そこからISIS外国人戦闘員の最大の供給源の1つであるチュニジアへ。あるいは観光を装ってギリシャへ入った場合、ヨーロッパのパスポートさえあればユーロ圏内を自由に移動できる。

 帰国後は既存のテロ組織と連携する場合が多い。こうしたテロ組織の一部は何十年も活動していて、以前はアルカイダとのみ組んでいたが、現在はISISともアルカイダ系組織とも連携している。「連中は誰とでも手を組む。死なない限り、活動を続けている。離脱者はめったに出ない」とクラウゼンは言う。

 もちろん、偽脱走兵ばかりではない。軍事経験が乏しい新入りの外国人戦闘員の多くは自爆テロ要員にされるため、「殉教」が嫌で逃げ出す者、ヨルダン軍パイロットの「処刑」に納得できない思いを抱える者もいる。「金を手にしたら逃げる戦闘員も多い」とラカウィ。「疲れた、有志連合の空爆に耐えられない、ISISは善良ではないなど、脱走の動機はさまざまだ」

[2015年2月24日号掲載]

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