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中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?

<中国人は便利な「調理済み食品」を嫌う。「何を入れられているかわからない」という他人への不信感と、「料理はとにかく温かいものがいい」というかたくなな食へのこだわりゆえだ> 中国語の「預制菜(ユィジーツァイ)」は「あらかじめ作られた料理」という意味の新語。食材を事前に加工し、容器にパックした調理済みあるいは半調理済みの料理のことだ。忙しさに追われる現代中国人向けの便利な食品として政府の政策にも後押しされ、力強い成長を示している。最新の報告書によると、2023年の市場規模は5165億元(約10兆7000億円)。26年には1兆720億元(約22兆円)と予測される。 しかし政府がいかに政策で後押ししても、国民の間で市民権を得ることができない。「豚や犬の食い物」「低級な工業食品」といったレッテルを貼られ、根強い反発を招いている。 例えば23年9月、江西省贛州市の小学校や公立幼稚園で、共同調理所で作った共通給食が導入された。預制菜ではないかと疑った親たちがメディアに通報。「新鮮さに欠ける」「添加物の使用による健康被害も懸念される」といった彼らの主張がネットで拡散され、全国的な話題になった。子供のために仕事を辞め、手作り弁当を届ける親も出現した。 なぜ中国人の親たちはこんなに神経質なのか。中国社会で多発する学校食中毒事件や食の安全への心配が原因だろう。伝統的な調理法では食材や調理方法が一目瞭然なのに対し、預制菜の生産過程は消費者にとって原料の調達から加工、保存、輸送に至るまでが不透明なブラックボックスに映る。 ===== 日清戦争で中国が日本に負けた理由は「食事」 --> 日清戦争で中国が日本に負けた理由は「食事」 そもそも中国人の伝統の食文化では、料理には「新鮮」「温かさ」「家庭的な味」が重視され、古くから「その場で作り、その場で食べる」習慣が深く根付いている。しかし、中国政府はこの伝統を無視して、23年度の「中央一号文件」で、「洗浄済み野菜や共同調理所をさらに普及させ、預制菜産業を育成・発展させる」と高らかに指示した。中国農業が直面する労働力の高齢化や大規模化対応が目的といわれている。 昔、こんなジョークが流行した。「日清戦争でなぜ中国人は負けたのか? 中国人はその場で作って食べる習慣があって、戦闘中も時間になると武器を捨てて食事を作りに行ったからだ。一方、日本人はおにぎりをかじりながら戦闘を続けた」 おにぎりに慣れても、他人を信用できない社会が続く限り、預制菜は中国人に浸透しないだろう。 ポイント 中央一号文件 中国共産党・中国政府が毎年最初に発表する文書で、2004年以降、連続して農民、農業、農村の「三農問題」をテーマに掲げる。農村問題を重視する党と政府の姿勢を示す。 日清戦争 1894年に日本と清国の間で起きた戦争。朝鮮南部で起きた民衆の反乱に清と日本が出兵。日本軍は翌1895年3月までに遼東半島を制圧し、5月に講和条約が結ばれた。

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