最新記事

キャリア

睡眠の最新トレンド「パワーナップ」の心得

2015年1月27日(火)15時04分

 睡眠不足が仕事と人生の成功の妨げになることは科学的にも証明されている。2011年にハーバード・メディカルスクールが発表した研究結果によると、睡眠不足による生産性の損失コストは年間630億ドルに上ると試算する。また2012年にイギリスで実施された「英国睡眠調査」によれば、人は睡眠不足になると7倍の確率で無力感を感じ、5倍の確率で孤独感を覚えるという。とくに女性は自分の睡眠時間を削ってまで仕事と家庭を両立しようとする傾向があるため、よけいに心身のバランスを崩しやすくなる。心疾患や糖尿病のリスクも増加する。

 何となくわかってはいても十分な睡眠を取ることができないのは、休むことに罪悪感を感じ、睡眠を削ることに自己満足を感じる風潮があるからだろう。事実、大半の職場では昼寝などとんでもない話。そろそろ、真の成功者の声に耳を傾けるべき時だろう。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

赤沢氏「合意の結論に直ちに結びつかず」、対米交渉を

ワールド

ロサンゼルスで移民の抗議活動、トランプ政権が州兵派

ワールド

コロンビア大統領選の候補者、銃撃される 容疑者逮捕

ビジネス

CPIや通商・財政政策に注目、最高値視野=今週の米
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 4
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 5
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 6
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 7
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全…
  • 8
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 9
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 10
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中