2030年、AI覇権は米中どちらの手に? 習近平が国家予算を投じてもくろむ「AI先進国」

THE CHASE IS ON

2026年3月18日(水)17時15分
レベッカ・A・ファニン (テクノロジージャーナリスト )
AI派遣を争う米中のイメージ

中国は特に近年AI技術に注力しているが janews-shutterstock

<中国はAI研究の論文数と生成AI特許出願件数でトップだ>

AI(人工知能)の分野でリードしているのはアメリカだ。中国はその技術を利用することばかり考えており、最先端の方向性を形づくってはいない──長年にわたってワシントンとシリコンバレーでは、そんな見方が強かった。

【動画】中国にあるAIプログラマーの「村」の内部


そこへ切り込んだのが、テクノロジージャーナリストのレベッカ・A・ファニンだ。彼女は新著『中国の新しいテック巨人(The NewTech Titans of China)』(未邦訳)で、この前提はもう成り立たないと論じている。同書はAIや電気自動車(EV)、ロボット工学などの分野で、競争力のある企業を築く中国の新世代起業家の台頭を追う。その多くは、中国の巨大テック企業の外側から生まれている。

ここでは同書の抜粋を紹介する。主役は、2025年に急成長を遂げたAIスタートアップのディープシークだ。同社の台頭は、AIをめぐる力関係がどれほどの速さで変わりつつあるのかを、アメリカの経営者や投資家に突き付けた......。

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