70年前に何度も観測された「空に浮かぶ謎の光」の正体が判明...やっぱりUFOだった?
70-Year-Old Lights in the Sky Mystery May Have Been Solved
70年前から不可解な現象は観察されていた(写真はイメージ) Raggedstone-shutterstock
<研究チームは、カリフォルニア州のパロマ―天文台の70年前以上の膨大な写真を分析し、有力な仮説を打ち立てた>
約70年前に報告された「空に浮かぶ謎の光」が、核兵器の実験と関連している可能性があることがわかった。
これは、米カリフォルニア州のパロマー天文台で1949年から1957年にかけて撮影された過去の写真を分析した結果、研究者たちがたどり着いた結論だ。
謎の光は、一度写真に写っていても、次に同じ領域を撮影した際は映らなくなっていた。
また、謎の光が現れた日付は、謎の光の目撃報告や核実験の日付と強い相関を示していた(なお、すべての写真は人類初の人工衛星「スプートニク1号」が地球軌道に打ち上げられる1957年10月4日より前に撮影されたものだった)。
「1951~1957年に、米国、ソ連、イギリスは少なくとも124回の地上核実験を実施していた」と研究チームは指摘した上で、「特定の状況下において、核放射線が可視光として発光(チェレンコフ放射)を引き起こすことが知られている。この現象は、高エネルギー粒子(例えばガンマ線)に対して大気中で観測されることがあり、粒子のエネルギーと大気の密度の両方に影響される」と述べた。
「この理論に一致するかのように、核実験の直後に大量の放射性降下物が予想される場所で、空に光る『火の玉』が観測されたという報告が複数存在する」






