最新記事
健康

冷たいお風呂「アイスバス」で細胞を守れ!...長寿・病気予防にもつながる可能性【最新研究】

Ice Baths for Better Health?

2025年4月17日(木)17時14分
イアン・ランドル(科学担当)

「最後には、低温に対する細胞の耐性に著しい改善が見られた」とキングは言う。「これは寒さへの順化により、体が厳しい環境条件に効果的に対処することができるようになった可能性を示している」

研究チームによれば、自食作用の活動が活発になると細胞の寿命が延びたり、さまざまな病気の発症予防につながる可能性があるという。


ただし今回、研究対象は若い男性だけで、今回の発見が他の世代にも当てはまるかどうか判断するには、さらなる研究を待たなければならない。

参考文献
King, K. E., McCormick, J. J., & Kenny, G. P. (2025). The Effect of 7-Day Cold Water Acclimation on Autophagic and Apoptotic Responses in Young Males. Advanced Biology, 9(2). https://doi.org/10.1002/adbi.202400111

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英下院、ビクトリア朝時代の中絶処罰の法令修正へ 女

ビジネス

中国、人民元の基本的安定維持へ 外的ショック回避=

ビジネス

EU、証券化規則の緩和を提案 企業の資金調達促進へ

ワールド

NY市長選候補を逮捕、移民裁判所で被告に同伴中 数
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 6
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 7
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 8
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 9
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 10
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中