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ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に最適な野菜とは?

2025年2月19日(水)18時01分
しん/野菜を育むプロ(高橋伸吾)(高橋農園常務取締役)、濱 裕宣(東京慈恵会医科大学附属病院栄養部部長)*PRESIDENT Onlineからの転載

大根は煮るよりも生がおすすめ

■大根

大根に含まれる「ジアスターゼ」という成分は、消化を促すことで健胃の助けになる消化酵素。ただし熱に弱く、おでんや煮ものなど大根を加熱する料理ではほぼ失われてしまいます。

また、ジアスターゼは大根の皮にも多く含まれていることから、生で皮ごと大根おろしや大根サラダなどにするのがベスト。時間が経つごとにジアスターゼは減少していくため、大根をおろしたり切ったりするのは食べる直前にしましょう。


■にんじん

少し健康意識が高く栄養にも詳しい人なら、にんじんというと「βカロテンが豊富」というイメージが強いかもしれません。

でも実は、にんじんは食物繊維にも富んでいます。不溶性・水溶性ともに含まれているため、にんじんには優れた整腸効果があると言えるのです。

整腸効果を得るならジャガイモは冷ます

■じゃがいも

茹でる、蒸すなど加熱したじゃがいもを冷やすと、熱によって柔らかくなったじゃがいも中のでんぷんが、ふたたび結晶化して「レジスタントスターチ」という形態に変化。

レジスタントスターチは腸内の善玉菌のエサとなることで、腸内環境の正常化に役立ちます。


■健胃健腸! おいしくて体にいい野菜料理

千切りキャベツと大根のサラダ

キャベツと大根には食物繊維も含まれているので整腸にも効果的。酸味のきいたドレッシングなら、胃もたれやむかつきがあってもさっぱり食べられます。

にんじん入りポテトサラダ

熱々ほくほくのじゃがいも料理もおいしいのですが、レジスタントスターチの整腸効果を得るなら、加熱後に冷やして食べるポテトサラダが最適。にんじんも加えれば、食物繊維を増強した整腸ポテサラに。


newsweekjp20250219065117-f680bb29dc76c864840c42fde6b4771a1088cab4.jpgしん(野菜を育むプロ)、東京慈恵会医科大学附属病院栄養部(監修)『農家が教えたい 世界一使える野菜の教科書 おいしくて体にいい選び方&食べ方』(KADOKAWA)(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら
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