最新記事

アップル

斬新でおバカなiPadグッズに注目!

厚切りベーコンから生理用品、ジップロックまで、さまざまな着想から生まれた奇妙な関連グッズが続々と登場している

2010年6月11日(金)18時24分
ジェシカ・ラミレス

防水加工 う〜ん、これってジップロックと変わらないよね……。でも価格は19ドル99セント  trendydigital.com

 話題のIT商品が登場するたびに、奇妙な関連グッズが続々と現れるのはお約束。こうした商品にはダテめがね的な「かっこよさ」がある。でもやっぱり、とても奇妙で少し笑えるものばかりだ。

 最近こうしたグッズの標的になっているのが、ほかならぬアップルのタブレット型携帯端末iPadだ。もちろん、ちゃんと役に立つ素晴らしいグッズもある。ここここでは、そうした商品のリストが見られる。

 iPadの話題性を考えれば、おかしな関連グッズが登場しても不思議ではない(なにしろアップルは時価総額で世界トップのIT企業になったのだから)。しかし、ベーコンや女性用生理用品を思わせる商品はやりすぎだろう。そんな商品があるなんて信じられない? ではここで、奇妙なiPad関連グッズの中でもずば抜けた6つの商品を紹介しよう。

1.iMaxi iPadはその名前が発表された直後から、生理用品を連想させると揶揄された(Padには生理用品という意味もあるため)。だから、この保護カバーのアイデアも目新しくはない。

 販売店の商品説明にはこう記されている。「外側は丈夫なビニール製で、内側はキルティング加工のコットン素材。iMaxiはあなたのiPadをいつも清潔でさらさらな状態に保ちます」。どうやら、そんな感じに見える。しかも羽根つきなので安心だ。

2.iClothing 外から見ても分からないような大きなポケットのついたTシャツとドレスで、「外出時のiPad入れに」がうたい文句だ。とはいえ、700グラム近くあるiPadが、抱っこ紐で吊るしたチワワのように胸からぶら下がっていたらバレバレだろう。

3.Bacon Case すでにiPodシャッフルやiPhone用にも、同じ会社からベーコン型ケースが発売されているので、iPad用ケースが登場するのは「自然な」流れ。厚切りベーコンのタイプもある。本物そっくりだし、私はベーコンが大好きだが、グリル料理を崇めるような人でなければ、やっぱり気持ち悪いだろう。

4.SCOTTEVEST この洋服の売りはずばり、アップルの共同創業者スティーブン・ウォズニアック。この米アパレル会社スコッテベストのアドバイザーに名を連ね、「iPad用のポケットがついた初のジャケットとベスト」としてこの服を宣伝している。しかし実際は、うたい文句から想像するとおりのかっこ悪さだ。

5.iPad Suit iPad用ポケットが付いたこのスーツは、すでにスキャンダルにまみれている。マンハッタンにあるモハンズ・カスタム・テーラーショップが発売したのだが、これにコメディアンのスティーブン・コルバートがかみついた。彼は数カ月前に、高価でおしゃれな同様のスーツを自作したと主張。確かにグラミー賞の会場でもその服を着ていたし、男性ファッション界への彼の貢献は無視できない。

 でも本当にこんな商品の発明者だと認められたいのか? この服の場合もチワワを、それもへその前で抱えるようなルックスなんだから。スティーブン、それかっこよくないよ。

6.WaterGuard Waterproof Cover 「どんな状況でもiPadを水から守る」ためのケースとうたっているが、実際はただの高価なジップロックだ。アマゾン・ドットコムの創業者ジェフ・ベゾスは、風呂でキンドルを使うときに同じようなことをするらしい。ただし、彼が使っているのは本物のジップロックだ。20ドルもするこんな商品じゃなくても、ジップロックなら20セントですむ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、今後5年間で財政政策を強化=新華社

ワールド

インド・カシミール地方の警察署で爆発、9人死亡・2

ワールド

トランプ大統領、来週にもBBCを提訴 恣意的編集巡

ビジネス

訂正-カンザスシティー連銀総裁、12月FOMCでも
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 5
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 6
    『トイ・ストーリー4』は「無かったコト」に?...新…
  • 7
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 8
    文化の「魔改造」が得意な日本人は、外国人問題を乗…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中