英住宅ローン承認件数、2月は3カ月ぶり高水準 今後は金利上昇が重荷か
写真は新築住宅の建設工事。2024年9月、英ウィスタブルで撮影。REUTERS/Chris J. Ratcliffe
[ロンドン 30日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)が30日発表したデータによると、2月の英国の住宅ローン承認件数は3カ月ぶりの高水準となった。消費者向け融資も約2年ぶりの高い伸びを示した。
ただ、イラン戦争に伴う借入コストの上昇が今後の重荷となる可能性がある。
住宅購入向けの新規住宅ローン承認件数は6万2584件と、1月の6万0246件から増加。ロイター調査の予想(6万1250件)を上回った。
2月の住宅ローン融資額は48億4000万ポンド(約64億1000万ドル)の純増と、昨年9月以来の大幅な伸びとなった。1月の42億ポンド純増から拡大した。
消費者向け融資は19億3500万ポンド増と、ロイター調査の予想(16億ポンド)を上回った。1月の18億2800万ポンド増から拡大した。年間伸び率は8.5%と、2024年3月以来の高水準となった。
ノンバンク金融機関を除くマネーサプライ(M4)の年間伸び率は1月の3.6%から2月は3.9%に加速した。
一部のエコノミストは、これを中長期的なインフレ要因とみているが、キャピタル・エコノミクスの英国担当チーフエコノミスト、ポール・デールズ氏は、イラン戦争勃発前の時点ではマネーサプライの伸びは比較的抑制されていたと指摘。
「エネルギー価格高騰によるインフレの高進は、長期化するよりは一時的なものに終わる可能性が高い」との見方を示した。
同氏はまた、2年固定の住宅ローン金利が紛争前の4.0%から4.8%に上昇したことに触れ、今年の住宅価格の上昇率は、同社が当初予測していた3.5%を下回る可能性が高いと述べた。





