タイ総選挙、三つどもえの闘い どの党も単独過半数獲得しない見通し
2026年2月4日、バンコクで撮影。REUTERS/Maxim Shemetov
Panu Wongcha-um
[バンコク 6日 ロイター] - タイで8日実施される総選挙は、アヌティン首相率いる与党「タイの誇り党」、進歩主義的な野党「国民党」、ポピュリスト政党「タイ貢献党」による三つどもえの闘いとなっている。
アヌティン氏は昨年12月12日に議会を解散した際、カンボジアとの国境地帯での衝突に端を発したナショナリズムの高まりが、総選挙での自身の基盤固めに資すると踏んでいた。その賭けが奏功したかどうかが選挙で判明する。
世論調査によると国民党が選挙戦をリードしているが、いずれの党も単独過半数を獲得する見込みはない。このためタイ政局は解散前と同様の分断された状態が続く可能性がある。アヌティン氏は解散の理由として、国境紛争が続く中、少数与党では政権運営に支障を来すと説明していた。
1月30日に発表された国立開発行政研究所の世論調査では、国民党のナタポン党首の支持率が29.08%で首位を維持し、アヌティン氏は22.24%で2位だった。
同日発表されたスアン・ドゥシット大学の調査では、ナタポン党首が首位、アヌティン氏は3位だった。
国民党は進歩主義的な政策を打ち出し、抜本的な制度改革を望む国民の支持を獲得。12月からほぼ全ての世論調査で首位を走っている。





