米航空管制システム刷新事業の管理企業にペラトン、FAAが選定
12月5日 米連邦航空局(FAA)は4日、老朽化した米国の航空管制システムを見直す125億ドル規模の取り組みで、ベリタス・キャピタル傘下の国家安全保障企業ペラトンをプロジェクトマネジャーに選定したと発表した。写真は11月26日、イリノイ州シカゴで撮影(2025年 ロイター/Jim Vondruska)
David Shepardson
[ワシントン 4日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は4日、老朽化した米国の航空管制システムを見直す125億ドル規模の取り組みで、ベリタス・キャピタル傘下の国家安全保障企業ペラトンをプロジェクトマネジャーに選定したと発表した。
米議会は7月、空港の混雑や技術障害、フライトの遅延に対する数十年にわたる苦情を受け、航空管制システムの見直しと管制官の雇用拡大に125億ドルを投じる計画を承認した。
FAAはパーソンズIBMの共同入札を退け、ペラトンを選んだ。
FAAのベッドフォード長官は「われわれの航空交通システムが世界の羨望の的となるよう、大胆な行動を取っている」と声明で述べた。
2023年の報告書によると、FAAの通信システムは何年も前から時代遅れで、多くのシステムのスペアパーツが入手できなくなっている。老朽化したFAAの航空管制施設は雨漏りする屋根、故障した冷暖房システム、古い監視レーダーシステムなど、数十億ドルをかけてすぐに交換しなければならないものが多いという。
また、昨年公表された別の報告者によると、FAAの航空管制通信システム138のうち51が維持不可能という。





