ニュース速報
ワールド

OPECプラス30日会合で生産方針維持か、重点は各国生産能力に=関係者

2025年11月26日(水)07時29分

オーストリア・ウィーンのOPEC本部で2018年12月7日撮影。REUTERS/Leonhard Foeger

Ahmad Ghaddar Alex Lawler

[ロンドン 25日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は30日に開く閣僚級会合で、現行の生産水準維持に合意する公算が大きい。また今回の会合は、2027年の生産ベースライン(加盟各国に割り当てられる生産量の基準値)の参照用として、各国の最大生産能力を判断するメカニズムの協議に重点が置かれる。3人の関係者が明らかにした。

これらの関係者によると、30日の会合で来年第1・四半期の生産方針が変更されたり、5月の前回会合で決まった来年のOPECプラス全体の生産量の修正が検討されたりする可能性は乏しい。

一方各国の最大生産能力を判断するメカニズムについては9月に専門的なレベルで議論が行われていた。

OPECプラスはこれまで各国の生産量に関する要求を調整して妥協点を見つけ出すことに苦労してきた。例えばナイジェリアは生産余力が限られているにもかかわらず、生産枠の拡大を望んでいる半面、アラブ首長国連邦(UAE)は今年のOPECプラス生産量に占める比率を高めてもなお、大幅な生産余力を保持している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ドイツのイノベーション創出力は12位で停滞 米英仏

ワールド

ウクライナ和平で前進、合意に期限はないとトランプ氏

ワールド

米首都ワシントンのバウザー市長、次期市長選に出馬せ

ビジネス

日経平均は続伸で寄り付く、4万9000円台 米株高
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    放置されていた、恐竜の「ゲロ」の化石...そこに眠っ…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 9
    使っていたら変更を! 「使用頻度の高いパスワード」…
  • 10
    トランプの脅威から祖国を守るため、「環境派」の顔…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 10
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 8
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中