ニュース速報
ワールド

EU法がポーランド中銀総裁を保護、次期政権が起訴なら=ECB総裁

2023年12月05日(火)03時15分

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は4日、ポーランド次期政権が同国中銀のグラピンスキー総裁を違法に起訴または停職処分とする場合、欧州連合(EU)の法律が総裁を保護すると述べた。2022年9月撮影(2023年 ロイター/Kacper Pempel)

[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は4日、ポーランド次期政権が同国中銀のグラピンスキー総裁を違法に起訴または停職処分とする場合、欧州連合(EU)の法律が総裁を保護すると述べた。

ポーランドでは、10月に行われた下院選で野党勢力が過半数を確保し政権が交代する。野党連合が樹立する予定の連立政権は、グラピンスキー総裁が現政権の与党「法と正義(PiS)」の利益となるよう金融政策を調整し、インフレとの闘いを妨げたと批判。これが憲法違反に当たるとしている。

連立政権で首相候補となっている、親欧州連合(EU)でリベラル派の「市民連立」(KO)を率いるトゥスク元首相は、グラピンスキー総裁を法廷で裁くに十分な下院の支持を獲得しており、その可能性を探っていると述べた。

こうした動きに対し、ラガルド総裁はグラピンスキー総裁宛ての書簡で「欧州中央銀行制度(ESCB)とECBの規約は、各国中央銀行総裁の独立性を保証するため、万一議会が起訴する決議を採択した場合の保護を提供している」とした。

ラガルド氏は、起訴されればグラピンスキー総裁は中銀総裁およびECB理事会メンバーとしての資格を自動的に停止される恐れがあると指摘。違法である可能性があると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

バークシャー、日本の5大商社株保有比率引き上げ 約

ビジネス

バフェット氏「目を見張る」業績終わった、長期的に株

ワールド

ナワリヌイ氏遺体、母親に引き渡し 夫人は「拷問」と

ビジネス

米石油掘削リグ稼働数、11月以来の大幅増=ベーカー
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:開戦2年 ウクライナが敗れる日
特集:開戦2年 ウクライナが敗れる日
2024年2月27日号(2/20発売)

アメリカの支援が途絶えればウクライナ軍は持たない。「ロシア勝利」後の恐怖の地政学とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS攻撃「直撃の瞬間」映像をウクライナ側が公開

  • 2

    ゼンデイヤのスケスケなロボット衣装にネット震撼...「まるでC-3PO」

  • 3

    ビートルズの伝説が始まったあの「初登場」から60年...熱狂の中、本人たちは「卑下」していた

  • 4

    ゼンデイヤのセクシー写真が「ボディ・シェイミング…

  • 5

    大雪で車が立ち往生しても助けなし...「不信の国」中…

  • 6

    ゴールドカードだけの感動体験を...新時代に「新たな…

  • 7

    「自分が望むようになっている」...メーガン妃の「疎…

  • 8

    「引退すべき」「チケット高いのに...」マドンナが「…

  • 9

    メーガン妃は今でも「プリンセス」なのか?...結婚で…

  • 10

    メーガン妃に「手を触られた」瞬間の、キャサリン妃…

  • 1

    ウクライナ攻勢を強めるロシアのドローン攻撃を、迎撃システム「バンパイア」が防ぐ「初の映像」が公開

  • 2

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS攻撃「直撃の瞬間」映像をウクライナ側が公開

  • 3

    【アウディーイウカ陥落】ロシアの近接航空支援や滑空爆弾に対しウクライナ軍の空域には穴が開いていた

  • 4

    日本人は知らない、能登半島地震に向ける中国人の視線

  • 5

    大雪で車が立ち往生しても助けなし...「不信の国」中…

  • 6

    ウクライナ戦争開戦から2年、NATO軍の元最高司令官が…

  • 7

    プーチンの顔面に「異変」が...「頬どうした?」と話…

  • 8

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 9

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 10

    メーガン妃に「手を触られた」瞬間の、キャサリン妃…

  • 1

    日本人は知らない、能登半島地震に向ける中国人の視線

  • 2

    【能登半島地震】正義ぶった自粛警察が災害救助の足を引っ張る

  • 3

    一流科学誌も大注目! 人体から未知の存在「オベリスク」が発見される

  • 4

    ルーマニアを飛び立ったF-16戦闘機がロシア軍を空爆?

  • 5

    プーチンの顔面に「異変」が...「頬どうした?」と話…

  • 6

    情報錯綜するイリューシン76墜落事件、直前に大きな…

  • 7

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 8

    「まだやってるの?」...問題は「ミス日本」が誰かで…

  • 9

    シャーロット王女の「ただならぬ風格」...5つの「フ…

  • 10

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中