ニュース速報
ビジネス

英大企業の景況感、コロナ禍以来の低水準 イラン情勢でコスト懸念

2026年04月13日(月)10時19分

英金融街カナリー・ワーフの超高層ビル群。2025年9月30日、ロンドンのグリニッジ公園から撮影。REUTERS/Corey Rudy

Andy Bruce

[13日 ロイ‌ター] - 英大企業の景‌況感がコロナ禍初め以​来の水準に沈んだことが、コンサルティ⁠ング大手デロ​イトが13日公表した調査で分かった。イラン情勢を受け、エネルギー価格高騰や金利上昇への懸念が強ま⁠った。

最高財務責任者(CFO)79人を対象に3月16日─30日に実施した四半期調査による⁠と、​信頼感は差し引きマイナス57%と、昨年末時点のマイナス13%から大きく低下し、2020年第1・四半期以来の低水準となった。

デロイトによると、企業は急速にコスト削減モ⁠ードに移行し、採用や‌裁量的支出、投資を犠牲にしている⁠とい⁠う。

調査ではCFOの61%が、エネルギー価格や物価の上昇が金利上昇につながることを「非常に懸念」していると回答。

企業の1年先‌のインフレ見通しは3.6%に上昇​し、23年第3・四半‌期以来の高水⁠準と​なった。

デロイトUKのチーフエコノミスト、イアン・スチュワート氏は「過去16年間で、英国のCFOが現在ほどコスト管理に注力した時期はほと‌んどなかった」と指摘。「この厳しい環境により、CFOらは利益率に対す​る期待を下げ、コ⁠スト削減とキャッシュの保全に重点を置くようになっている」と述べた。

調​査によると、今後12カ月間に採用減少を見込むCFOは差し引き79%に達し、昨年末の55%から増加。20年第2・四半期以来の高水準となった。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

金融政策の具体的手法、日銀に委ねられるべき=木原官

ワールド

トランプ氏、ローマ教皇の批判に反発 「犯罪に弱腰」

ワールド

アングル:スペインで米国人の住宅購入増加、背景にト

ワールド

トランプ政権の一律10%関税、貿易裁が合法性に疑義
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相場で人気の優良株から売られる落とし穴
  • 2
    新しいアメリカンドリームは「国外移住」...5人に1人が海外を希望する時代
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけ…
  • 5
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 6
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 7
    中国が恐れる「経済ドミノ」
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 10
    日本は「イノベーションのやり方」を忘れた...ホンダ…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 7
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 8
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中