午後3時のドルは153円前半へ上昇、高市政権の姿勢見極め
2月16日、午後3時のドルは前週末ニューヨーク市場終盤からドル高/円安の153円前半で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
Atsuko Aoyama
[東京 16日 ロイター] -
午後3時のドルは前週末ニューヨーク市場終盤からドル高/円安の153円前半で推移している。市場の注目が日銀の金融政策に移る中で、朝方に内閣府が発表した実質国内総生産(GDP)の伸び率が市場予測を下回った後、円がやや弱含んだ。この後に控える日銀総裁と首相の会談や週内の政府4演説などを前に、高市政権の姿勢を見極めたいとの声も聞かれる。
ドルは朝方、152円半ばから後半で推移していたものの、GDP発表後からややドル買い/円売り方向に傾いた。正午前にいったん153円付近でもみ合った後、午後は153円前半で売買が交錯する展開となっている。
りそな銀行資金証券部市場トレーディング室の広兼千晶氏は、日本側の材料で円高が進む要因はあまり多くないと指摘。高市政権の姿勢は依然見えず、「財政問題などでの配慮を市場が期待しているほど示すか疑問」だとしている。
高市早苗首相はきょう午後5時から日銀の植田和男総裁と会談する。20日には首相の施政方針演説など、政府4演説が行われる予定。
一方、ドル/円が下落方向に勢いづいた場合、150円程度まで下げ幅を広げるとの指摘も複数聞かれる。IG証券の石川順一・シニアマーケットアナリストは、週足のチャートでは前週はローソク足の実体ベースで26週線を下方ブレイクする大陰線となったと指摘。現在サポートラインとして意識される152円を下回れば、心理的節目である150円を視野に下げが拡大する可能性があるとする。
石川氏によると、目先は153.40円付近にある26週線が上値抵抗線に転換するかが焦点で、これが上値抵抗線に転換するなら「ドル/円の弱気地合いのサインを示すことになる」という。日足ベースでは、移動平均線から派生したMACDや売られ過ぎ・買われ過ぎを判断するRSIなどのテクニカル指標でドル/円の弱気モメンタムが示唆されているとしている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 153.17/153.22 1.1864/1.1866 181.76/181.77
午前9時現在 152.80/152.81 1.1866/1.1868 181.32/181.33
NY午後5時 152.68/152.73 1.1867/1.1870 181.18/181.30
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